食の大切さ・楽しさをみんなに伝えたい。
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食の大切さ・楽しさをみんなに伝えたい。

旅するおむすび屋」として、食の大切さや楽しさを、おむすびワークショップや絵本づくりなどを通して伝えている 菅本 香菜 さんにお話を伺いました。

― おむすびワークショップでは、どんなことをされているんですか?

いろいろな地域に行かせていただき、その地域の食材を使って、その地域の方と一緒におむすびをむすんでいます。参加した方が自分の地域でつくられている食べ物を知ったり、食の楽しさだったり、食の大切さを共有していく、そのための場を設けることを、地元の方と組んでやらせていただいてます。

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― ワークショップで印象に残っていることはありますか?

都内の中学校の調理実習で、おむすびワークショップを行ったことがあります。東京で生まれ育った子達は、中々、生産者の方と出会う機会がないので、地方から海苔漁師さんに来てもらい、話を聞く授業を組みました。

そのときに、すごく面白かったのが、授業が終わった後に、参加した中学生が海苔漁師さんにサインを求めにいったんです!東京では見れないかっこよさに気づいた中学生たちが、素直な感覚でかっこいいと思ってくれたみたいです。

最初は「なんで、調理実習でおむすび作るの?」と思ったみたいです。やっぱり、クッキーやハンバーグを作りたいと思います。でも、あえてシンプルなモノ(海苔)にしたからこそ、日常で使っているモノ(海苔)との違いが見えて、感動してくれている子が多かったです。

― サインを求められた漁師さんの反応はどうでしたか?

 漁師さんもすごく喜んでいました。こういう体験があると、食べる側は作ってくれる人のことを思えるし、生産者は食べてくれる側のことを思い浮かべながら食べ物を作れると思うので、お互いに思い合える関係って、すごく素敵だなと改めて感じた体験でしたね。

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― そもそも、旅するおむすび屋の活動を始めたきっかけはなんですか?

もともと食に興味がある中でどんな活動をしていったらいいか、自分の中で見えていない時期がありました。そんなときに、共通の知人から、新潟のお米屋さんで働く女性を紹介してもらったのですが、食の楽しさや大切さをハードル低く伝えていきたいという思いが二人とも共通していました。

さらに、私自身、全国を回っていたときに、地域毎の食文化というのがすごく面白いと思っていて。それを伝えられるような活動って何なんだろうと考えたときに、おむすびって、日本人なら誰もが知っていて、地域性も出せるし、誰もが関わることもできるし、すごく楽しそう!と思って、旅するおむすび屋を始めました。

― 昨年夏には、絵本「おむすびおとおむすびパーティー」を出版されたんですよね

コロナ禍の影響で、おむすびワークショップが出来なくなったときに、子供たちがお家でおむすびや料理をしたくなるようなきっかけづくりをしよう!ということで絵本を作り始めました。

― どのようなお話なんですか?

おむすびワークショップでやっていることを絵本の物語調にしました。絵本の内容は、お家で、みんなでおむすびの具材を持ち寄って、色んな具材を組合せて、色んなおむすびをむすんでみる、そんな楽しさみたいなところなどを絵本の中で表現していました。

おむすびお<おむすびお>菅本さん曰く、「旅するおむすび屋」の旅を見守ってくれている、おむすびの妖精。


― 全国を巡りながら、おむすびを食文化として深堀されているんですよね。例えば、どちらへ行かれましたか?

徳島県の神山町に行かせていただいたことがあります。日本一のすだちの産地として有名なんですが、お米にすだちを絞った、すだちご飯をよく召し上がるそうなんです。他の地域の方からすると、すだちをご飯に絞る感覚はなかったりもしますし、そういう地元にあるものをいろんなバリエーションを持たせて豊かに使っていく感覚がきちっと、日本の中に残っているんだな。ということを色んな地域に行かせていただきながら、体感させていただいています。

すだちおにぎり

今まで当たり前のように考えていたことを言葉にしたのが、SDGsなんだな~と思う機会が増えています。SDGsという言葉を自分の中に落とし込んでいくとなったときに、自分の生活とそれがすごく関わっているということを感じるきっかけをもっと作っていくということが大事じゃないかなと思います。

自分の体験談から話をすると、自分の暮らしの裏側にあるリアルを少しでも見てみて学んでいけるといいと思います。

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“地球のために”と言うとあまりにも大きいことすぎて、自分ごとに落としきれないかもしれないけど、“あの人のために”となると、少し意識が変わりやすくなるかな

― 具体的にはどうしたらいいですか?

一人でもいいから生産者と繋がってみることがポイントだと思っています。そうすることで、自分が食べているモノの全ての裏側がわからなくても、一部だけでも裏側を知ることができます。例えば、海苔漁師さんと繋がってみると、海苔を作る海が汚れていったときに、自分がおいしい海苔を食べられなくなるという感覚になります。気温が上昇して、海苔が病気になりやすくなっているという話も聞いたりしますね。

そういう話を聞いていると地球環境が変わっていくことについて、日々自分が食べているモノに落とし込んで考えられるようになります。それに、地球環境を考えるときに具体的な人が思い浮かぶようになると少し意識が変わりやすくなるのかなと思います。


― 私たちが参加できる、旅するおむすび屋の活動はありますか?

旅するおむすび屋のコミュニティを立ち上げようと思っています。興味のある方は、Facebookの「旅するおむすび屋の舞台裏」(こちらから)というグループが準備室になっているので、そちらを覗いていただければと思います。

また、コミュニティに入会していない方でもご参加いただけるイベントなども開催していますので、ぜひ遊びにいらしてください。 Instagram(こちらから)などで情報を発信しています。

■ 菅本 香菜
1991年生れ。北九州市出身。熊本大学卒業後、不動産会社での営業を経て、食べもの付き情報誌『くまもと食べる通信』の副編集長として活動。クラウドファンディング運営会社に転職、ローカル・フード担当として日本の食の魅力発信に努める。2019年に独立。「旅するおむすび屋」としておむすびワークショップの開催、書籍執筆、自治体のPR支援など幅広に活動中。
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