【10年後の未来をつくるトーク #9】エンターテインメントがつなげる自分と知らないあの子|近藤祐希さん(株式会社WORLD FESTIVAL代表)

10年後の未来をつくるトーク、第9回はゲストに「世の中から関係ないをなくす」ことをミッションに活動している株式会社WORLD FESTIVALの近藤祐希さんをお招きしました。配信では、「自分には関係ない」と思っていたことを自分ごと化するためのエンターテインメント活用についてお話ししています。

近藤さんが代表を務めるWORLD FESTIVALでは、エンターテインメントを起点として、行ったことない国や会ったことのない人、知らないことに対して「自分には関係ない」と思う人をなくす活動をしています。

近藤さんは、映画や音楽、景色、おいしいものなど、エンターテインメントによる理屈抜きの感動体験が、知らないことを身近に引き込む力を持っているのでは?と考えています。

例えば、ヨルダンの難民キャンプでのお祭りの開催。戦争で難民キャンプで暮らすことを余儀なくされた多様な国の子どもたちと一緒にお祭りをつくっていく中で、これまで音楽や物づくりに触れたことのなかった子が創作を経験し思わぬ得意なことややりたいことを発見していったり、今まで話したことのなかった子たちと一緒に活動することで国や宗教を超えて全員友だちになったりしています。

また、昨年は、新型コロナや情勢の影響を受けつつも、日本の小学生がネパールの同世代とインターネットを通じてお話したり、相手の国の料理を作ることでお互いに理解しあい、その思いを楽曲に込めるというプロジェクトも行っていました。こうしたプロジェクトに参加した子どもたちにとって、もはやネパールは自分に無関係な場所ではなく、どこか親近感のわく場所になっています。

そんな近藤さんがこのような活動を行うことになった背景について聞いてみました。小中高とアメリカの学校に通っていた近藤さん、人種差別を受けたり、戦争に行く人を目の当たりにしたりしていく中で、世の中に対して疑問を抱くようになっていったと話します。なんで差別があるんだろう、どうして人は殺し合うんだろう、そんな疑問を胸に抱いたまま大学へ進学。大学では環境問題に関する研究をしていました。

その研究の過程で環境問題と一口に言っても様々なことがつながっていて、これは環境問題に無関心な周りのみんなも関係していることなのではないか?と気づきます。また、インドのスラム街の子どもにフォーカスをあてた映画をきっかけに、途上国や貧困について調べるようになります。自身の経験を通して、こんな風に映画で無関心だったことに興味を持ってもらえないかな?と考えました。それが現在のWORLD FESTIVALでの活動の原点だそうです。

配信ではこの後、SDGsの目標4.3「2030年までに、全ての人々が男女の区別なく、手の届く質の高い技術教育・職業教育及び大学を含む高等教育への平等なアクセスを得られるようにする。」について近藤さんとお話しました。近藤さんはこの目標について、「未来をつくるのは子ども!その子たちが何を学んで何を得たか、これが未来の社会にそのまま直結してくる」と考えています。今子どものうちに学んだことがずっと大人になっても残っているのです。

最後に10年後目指したい未来について尋ねると、「自分の魅力に気づいてる人が増えるといい」と話します。世の中にとって自分がいることが価値があるということに大人も子どもも含め、気づいてほしいそうです。また、住んでるところや文化が違うということから感じている壁も一緒に楽しむことで初めからなかったかのようにできてしまう、エンターテインメントの力を存分に引き出して行きたいとも考えています。

あなたの大好きな映画や音楽が、関係ないと思っていたあの子とあなたをつなぐ意外な懸け橋になるかもしれません。まずは楽しむところからはじめていけるといいですね。

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