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日本のリーダーの男女比率は10年で変わっているのだろうか?

こんにちは。編集部の島田です。

SDGsの各目標の中で、私自身が特に興味深いと思ったテーマについてご紹介するこの連載。

今回は、目標5「ジェンダー平等を実現しよう」の中から、

5.5
政治、経済、公共分野でのあらゆるレベルの意思決定において、完全かつ効果的な女性の参画及び平等なリーダーシップの機会を確保する。

というターゲットについて調べてみました。私が個人的に話を聞いたり、インターネットの記事を参考にして調べたりしているので、詳しい方からの意見や間違いへの指摘などありましたら、ぜひお願いします。

まず、「ジェンダー平等を実現しよう」という目標の各ターゲットを見ていくと、多くは女性差別を撤廃するためのものであることがわかります。このテーマ、自分自身も無意識に差別的なふるまいをしている可能性もあり、ちょっと気が重いのが正直なところです。とはいえ、まずは知ること、向き合うことがスタート。この記事内でも気になる表現などあれば、ぜひご指摘ください。

このターゲットでは、ふたつの指標が定められています。

・国会及び地方議会において女性が占める議席の割合
・管理職に占める女性の割合

そもそも、男女比率で語ることがよいのか、一役割に対して男女の人数バランスが大事なのか、という意見も世の中にはあります。一方で、特定の人が不利な現状を、歴史的経緯や社会環境に鑑みた上で是正しようという考え方もあります。これは、アファーマティブアクションやポジティブアクションと呼ばれ、日本では女性の立場を改善ための措置として捉えられています。

その考え方を前提に、女性のリーダーシップの機会の現状やこれまでの変化について調べてみました。

日本の女性リーダーはまだまだ少ない?

日本社会は、男女のバランスがいびつだとよく言われますが、実際に調べてみると、かなり女性リーダーの比率が低いことがわかります。

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【出典】男女共同参画局

女性国会議員の割合は、10%程度です。1995年から2010年にかけて多少増えましたが、その後、この10年ではほぼ横ばいです。諸外国と比較して、その割合の低さがわかります。

特に変化という視点で見ると、イギリスやフランスは、1980年代までは日本とほとんど変わらない女性議員比率でしたが、今では大きな差が生まれています。これは、日本での問題意識の低さや、具体的な取り組みの少なさを表しているのではないでしょうか。

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【出典】男女共同参画局

また、上場企業の女性役員の数は増えてはいるものの、全体で見ればわずか5%程度。

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【出典】男女共同参画白書 令和2年版


管理職を見ても、増えてはいますが、全体の20%にも届きません。

また、リーダーとは少し違った観点の話かもしれませんが、カンファレンスやイベントの登壇者の女性比率が異常に低いことも、SNSなどではよく話題になります。私も普段の仕事で感じているのと同じように、男女バランスに偏りがあることはデータでも明らかでした。

そもそも、国会議員選挙に立候補する女性の割合が、男性と比べて低いように、リーダーの立場を目指していない女性が多いことが推測されます。

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【出典】男女共同参画白書 令和2年版


国がまとめている「男女共同参画白書」では、その他にも様々なデータがまとまっています。

総じて男女比率はならす方向で動いているものの、まだまだ十分ではない、ということがよくわかりました。

* * *

事実として、男女のバランスがいびつである、この10年で改善傾向にあるがまだまだ不十分である、というのは予想通りでした。その事実を元に「完全かつ効果的な女性の参画及び平等なリーダーシップの機会を確保する」ために改善するべきことは何かを考えることが重要だと感じます。

前回取り上げた「海の豊かさを守ろう」では、取り組むべき課題はもう少し明確でしたが、「ジェンダー平等を実現しよう」の目標は、本質的な課題がどこにあるか、何からすべきかがまだ明確でないように感じます。

女性のみが経験する「出産」のようなテーマもあれば、本来は男女関係ないテーマである育児や介護のようなテーマもあります。男性が変化しなければならないこと、コミュニティや人の繋がりとして変わらなければならないこと、教育や人の考え方に潜んだ問題など、考えるべきことは様々だと思います。

ジェンダー平等を実現するために課題をどのように紐解き、アクションしている人をぜひこのノートでご紹介していけたらと思います。

今回のテーマは、結果がある程度想定できるものでしたが、時間を取って調べるからこそ、その問題に対する自分なりの見方を得ることができたと思います。みなさんが興味のあること、調べてみたいことがあれば、私も一緒に調べてみますので、ぜひご連絡ください。

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